2019年7月19日 デジタル作品の二極化・・・。

高橋はデジタル作品が嫌いだということが定説になっている。

このことは私の処へも良く聞こえて来ます。

確かに古典技法や銀塩作品、タイプCプリントが好きです。

 

だからといってデジタル作品の全てを毛嫌いしているわけではありません。

デジタル作品はおおざっぱにいえば二極化されていると思います。

A.デジタル器機を楽しんでいる派。

B.デジタル器機の可能性を徹底的に追及している派。

 

A.デジタル器機を楽しんでいる派。

便利さ、手軽さ、気軽さ、経済的効率などなど、以外に先人達が積み上げてきた写真表現の世界をいとも簡単にまねごとのように、到達感を味わっている表現者。

まねごと気づかない寂しさを感じていない、感じられない表現者。

が、とても多いことに寂しさを感じます。

 

B.デジタル器機の可能性を徹底的に追及している派。

古典技法やフイルムでは、なし得なかった世界感を切り開こうとしている表現者(敢えて写真表現者とは使いません。)

確かに私たちが見えない世界、想像の世界、想像を超えた世界感を私たちに見せてくれます。

それもダイナミックに。

あるときは微細な領域まで。

 

確かな情報ではありませんがSONYが6100万画像数のカメラを販売がはじまったとのこと。

果てしなく続くメーカーの生き残りを賭けた開発競争。

その中に立たされている表現者の心の内をお聞きしたくなる。

真面目にお聞きしたい。

 

写真表現は確かに記録するという大切な使命を担っていますが、記録することだけで良いのかと常に疑問がのこります。

記録を残す、何かしらの映像を残すということであればデジタル器機ほど便利なものはありません。

写真表現は記録を残すことに留まらす、自身の心の内なるものに放浪して欲しいと願います。

 

B.デジタル器機の可能性を徹底的に追及している派。

高橋は好きです。

この派に属する表現者(アーチスト)をギャラリー冬青でも数度、展示を行って来ました。

素晴らしい展示作品でした。

確かにデジタル表現ではの作品です。

 

ギャラリー冬青の向かう道はと考えますとき「迷える子羊」正直な本日の気持です。

 

●トークショーのお知らせ

※スイスの写真家、ニコラス・ヘンリ氏とフォトグラファーハル氏のトークショーを開催致します。

※ニコラス・ヘンリ氏はスイスを代表する若手写真家のお1人です。

※スイス大使館推選作家。

※ニコラス・ヘンリ氏は様々なテーマ、技法を駆使され作品を制作されている。

この度のギャラリー冬青での展示作品はcabinetシーリズ7作品とWohnkomplexシリーズ20作品です。

cabinetシーリズの作品は昨年、高橋がバーゼルに訪れたとき一目惚れをした作品です。

cabinetシーリズは現在進行中のプロゼクトです。

その作品を世界に先駆けて始めて、無理をお願いして展示をして戴くことになり、そのため7作品だけの展示となりました。

 

※日時=8月2日(金曜日) 19時〜21時(懇談会も含む)

※先着30名様

※会費1.000円

 

※お申し込みはギャラリー冬青 <gallery@tosei-sha.jp>のメール、電話03-3380-7123にてお願い申し上げます。

 

●下記、コマーシャルは冬青社、ギャラリー冬青、高橋国博のブログとは全く関係がございません。

 


2019年7月18日 ギャラリー冬青を・・・。

ギャラリー冬青を現代アート(ペンティグ)を含めてのギャラリーにと思うことが多くなっている昨今です。

この思いはギャラリー冬青を立ち上げたときから実は思い描いていました。

2005年6月に写真のコマーシャルギャラリーとして、たちあげて今日まで一貫して写真ギャラリーとして、しかも古典技法、モノクロ銀塩写真を中心に展開をして参りました。

因に記念の一回目の写真展は土田ヒロミ写真展「新砂を数える」です。

 

しかし、ここに来て他のアート展示も良いのではないかとの思いが脹らんでいます。

昨日、禅フォトギャラリーのマーク・ピアソンさんに3時間近く、お会いさせて戴きました。

この度、禅フォトギャラリーでは、ペンティング作家・Kanaria(加菜梨案)「あなたと触れ合い合って広がる」の油絵の展示が7月19日〜8月3日まで行われます。

マーク・ピアソンさんの柔軟さには正直、触発を受けます。

 

禅フォトギャラリーのマーク・ピアソンさんに触発されたのかどうかは定かではありませんが、要因の一つには私の父が油画家であったことも強く影響しているように思えます。

もう一つの要因はこのことを書きますと、写真家の方々から大顰蹙(ひんしゅく)を買うことになるかも知れません。

デジタルの普及により確かに写真表現の世界は激変し始めているように見えることは事実ですが、深みが薄れていることに、とても危惧致します。

 

浅い、重力がない、深みがない、軽やか、色彩が鮮やかなどなどを、評価する写真家や評論家は多くいますが、作家の本質に迫る解説がありません。

なされていません。

展示スタイルや形状ばかりを語り作家の本質に迫れないのか、迫ろうとしないのか私には解りませんが物足りなさを感じます。

デジタル器機の発達に写真表現者も解説者、評論家もついていけないのが現実だと考えます。

 

とはいえ、写真のコマーシャルギャラリーとして守りぬいて来たギャラリー冬青。

意識して2013年度からはファーストフォト・コマーシャルギャラリーとして転換致しました。

東京に一つ位、ファーストフォト・コマーシャルギャラリーがあるべきだとと思いが私の中に格闘をしています。

 

7月19日から始る禅フォトギャラリーでの、ペンティング作家・Kanaria(加菜梨案)「あなたと触れ合い合って広がる」展。

高橋にどう影響を与えるのかと考えさせられます。

・・・。・・・。・・・。

 

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2019年7月17日 写真はなんのために撮るのか・・・。

写真はなんのために撮るのかという疑問を漠然と考えるときがあります。

人は様々の環境、目的、自身への癒し、生き甲斐、職業として、使命としてなどなど立場立場違うと思われます。

私のブログに度々、出てまいりますが写真表現は「装置」を使う表現手段です。

何がしかのスイッチを押せば映像として残ります。

写真装置を使った写し方、発信の仕方はとても身近なものになりました。

 

それだけに自身の写真環境を整理し、意識することがとても重要な気がしてなりません。

写真環境とは何のためにカメラを持ちたいのか、持っているのかという動機付けがとても強く要求され、意識されなければなりません。

動機付け、意識付けすることにより・・・。

※様々な技術の修得。

(技術の修得も古典技法からスマートフォンまで目的に応じて)

※目的

(何のための制作なのか、テーマ性の構築)

※何のために

(写真集や写真展、SNSなどなどを含めての情報発信)

責て、この位は意識しておくことが大切だと思われます。

 

写真表現は装置を使わざるをえません。

装置の利便性や装置の持つ魔力に気をとられていれば人間の持つ本能、自身の持っている美意識までが失わくるい始めることを危惧致します。

彫刻家がひと鑿、ひと鑿石を削り出して行くがごとき、1シャッター、1シャッターごとに自身の美意識を信じて、あるいは美意識と戦いながらシャッターを切る心構えが必要に思えてなりません。

 

装置の利便性や装置の持つ魔力は自身の目的に応じて選択されるべきだと考えます。

利便性や装置の持つ魔力に魅了されたり使われることに危惧致します。

装置の利便性や装置の持つ魔力は貴方の美意識の増幅や自身が成し遂げたい目的のために手段として使われるべきだと考えます。

利便性だけの追及は真の表現の邪魔たげをするだけにしか思えません。

 

何のために・・・。

素直に自身と向き合うことが大切におもいます。

何を修得すればよいのか、

どこに向かえばよいのか。

今、何が必要なのか。

と、いうことが必然と明確になるはずです。

 

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2019年7月16日 写真の芸術としてのマーケット的価値・・・。

写真の起源1839年から180年余。

装置の発明、開発により様々な技法で表現されてきた写真芸術。

現代アートの作品と写真作品のマーケット評価があまりにも違い過ぎることになぜなのと疑問を抱く1人です。

ほんの一部の作家を除いて・・・。

では、どこにその原因があるのかと高橋なりに考えていますが・・・。

 

絵画の世界に置き換えれば、現代アートの起源を印象派からキュビズムへと続き現代美術と位置づける人も多いとおもわれます。

しかし、高橋的にはマルシェル・デュシャン(1887〜1968)が現代アートの始まりだと考えています。

デュシャンが男子用の便器に「泉」というタイトルを付け架空のアーティスト名前で無審査の展覧会に出展、無審査にも関わらず展示されることなく、デュシャンの元へ返されます。

「無審査」を謳いながらも展示を拒否された、矛盾点を強く非難し、これは芸術の権威主義的であり、体制やアカデミズムを痛烈に批判致します。」

 

高橋的にはデュシャンが「矛盾点を強く非難し、芸術の権威主義な体制やアカデミズムを痛烈に批判」し続けたことに大きな意味があり、現代アートの位置を確立させた大きな要因の一つではないかと考えています。

写真界では未だに一部には日展や二科展に刷りより第二芸術分野に甘んじている写真界の現状とはほど遠いと思わざるを得ません。

 

現代アートに関わらず、デュシャンを始め自身達の領域を確立させるため言論をもって闘ったきた歴史があります。

日本で言えば作品は殆ど残っていませんが「もの派」がグルーブを作り理論武装を行っています。

作品が残っていないのにも関わらず「もの派」の概念、思想は日本におけるアートシーンには欠かせません。

 

写真集団で言えば「VIVO(ヴィヴォ)」のグループがありますが長続は致しませんでした。

(河田喜久治、佐藤明、奈良原一高、細江英公、丹野章の6人。)

 

写真表現における理論武装の欠如が現在のマーケット評価、価値の低さに繋がっているのではないかと考えます。

芸術とマーケットの評価、価値と直結すことに嫌がり、毛嫌いする写真家も多くいることを残念に思います。

それも表向きにです。

写真芸術もマーケットの評価、価値を抜きに存立されないことを理解すべきです。

それに相反するように写真賞の受賞にはとても敏感に反応致します。

私は各写真賞ほど宛にならないものはないと思ってます。

 

スポンサーやコレクターの方がいて始めて作家活動が行われることを素直に認めるべきだと考えます。

写真表現者はもっと素直にマーケットの評価、価値を意識すべきです。

作品力だけに頼らず言論を持って闘うべきだと考えます。

 

印象派、キュビズムの人々、それ以前から言論を持って闘ってきた歴史がアートシーンの中に残されています。

「写真は見れば解る」この言葉は死語だと思います。

 

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2019年7月12日 重森弘淹「写真芸術論」から・・・。

写真は芸術であるからどうかの前に、それが「精神的なはたらきかけ」をする素材として機能するシンボルであることは明らかである。

「記録」を表象というものはその意味で、それを受けとり利用する側の態度の中に価値を生むといって良いだろう。

科学写真は科学者にとっては貴重な学術記録であり、画家にとっては創造的なイメージをつくる素材であり、いっぱんの人にとっては自由な想像の根拠地であるのである。

 

ユージェーヌ・アッジェのパリの記録は、1920年代のシュール・リアリストに強い刺激をあたえたほど、幻想的なイメージの濃いものであったが、しかしかれらは、当時の美術家・文学者・好事家といった人への資料写真として、正確な記録を心がけたものにすなかったのである。

そこには芸術的な表現意図はまったく存在しなかったにもかかわらず、そこには日常的なもののイメージを超えた発見があり、それはシュール・リアリストにとってイメージの素材以上のものであったのである。

 

写真が芸術としての記録であろうとするときは、記録の方法が芸術の方法として意識化されたときにおいてである。

科学的な記録方法との差違は、要約すれば前者がレンズの見方に積極的にしたがうのにたいして、後者が主体とレンズとの葛藤の過程に見方を確立しようとする点にある。

 

しかし、二つの方法で記録されたイメージに、もし酷似し接近したリアリティがあったとしても、科学的データが記録芸術かと目くじらをたてるべきであるうか。

ケペシュのいうように、科学であり、芸術であってはいけないのか。今日のわれわれは、芸術的態度と科学態度が共存した世界に住んでいるのである。

(改行、行間はブログ上、読みやすくするために高橋が行っております)

 

※この書「写真芸術論」の中で「芸術」という言葉が登場いたします。

重森弘淹氏は記録写真であろうと、科学写真であろうと受け取り側の問題として、受け取り側が関与すべきであると語りかけている。

 

「そこには芸術的な表現意図はまったく存在しなかったにもかかわらず、そこには日常的なもののイメージを超えた発見があり、それはシュール・リアリストにとってイメージの素材以上のものであったのである。」

 

とも語っていますが、写真表現(芸術)の面白きところは当時、当初は記録写真・科学写真・資料写真であっても歴史が経てば、時間が芸術写真として扱われている。

純粋芸術論とは別にマーケットの都合、マーケットにおける価値、また、個々人が持つ美意識や好みによって記録写真・科学写真・資料写真も芸術の領域にはいるのではと高橋的には考えます。

 

記録的写真・科学的写真・資料的写真でも撮ることの大切さ、撮り続けることの大切さを写真の歴史から学ぶことができる。

 

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2019年7月11日 本日は・・・。

本日はブログは休ませて戴きます。

 

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※ニコラス・ヘンリ氏は様々なテーマ、技法を駆使され作品を制作されている。

この度のギャラリー冬青での展示作品はcabinetシーリズ7作品とWohnkomplexシリーズ20作品です。

cabinetシーリズの作品は昨年、高橋がバーゼルに訪れたとき一目惚れをした作品です。

cabinetシーリズは現在進行中のプロゼクトです。

その作品を世界に先駆けて始めて、無理をお願いして展示をして戴くことになり、そのため7作品だけの展示となりました。

 

※日時=8月2日(金曜日) 19時〜21時(懇談会も含む)

※先着30名様

※会費1.000円

 

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2019年7月10日 作家・作品には「匂い」がある・・・。

作家・作品には「匂い」にはそれぞれの持つ匂いが感じられる。

作家にも個々人の「匂い」がある。

作品にも「匂い」がある。

 

その「匂い」は個性やテーマからくる「匂い」ではなく・・・。

多少、個性やテーマに影響されているかも知れないが本質的には違うと思う。

 

匂いに一番近い言葉に置き換えれば「オーラ」かも知れない。

作家のもつエネルギー。

作品のもつエネルギー。

そのエネルギーの源は、作家自身のコンセプトに裏打ちされた、テーマであり技術力であると考えられる。

 

素晴らしい作品には「匂い」が不思議と感じられる。

力強い作家、意欲的な作家には「匂い」を不思議なぐらい感じることが出来る。

写真展会場に入ったとたん「匂い」を感じられた体験を幾度もさせて戴いた。

写真集でも同じことが言える1ページ捲ったとたん何とも言えない「匂い」が感じられるときがある。

それはインクの匂いではない。

表現者の「匂い」を感じられる。

 

作家・作品の持つ「オーラ」とは表現者の可視化される作品への、飽くなき戦いの末に生まれてくるものと考えます。

それは表現技術がテーマに肉薄せんとする作家の意欲だと思う。

昨年より特に海外の作家の方々とお会いし、作品を見せて戴くことが多い。

良し悪しは別として技術的にはとても凄い。

隙がない。

「匂い」が感じられる作家が少なかったことは多少、寂しい気が致しました。

 

「匂い」は自身のコンセプトから生み出される、生み出すテーマ・技術力であると思う。

コンセプトが可視化されることはないが、最終形として可視化されたテーマと技術力は、コンセプトの「匂い」として必ず醸し出されている。

 

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2019年7月9日 写真表現の不思議さの一つ、時間と距離・・・。

立場上、多くの写真を観る機会を与えられている。

とてもありがたいと思っている。

写真表現の不思議さのなかでの一つ、時間と距離が必要だと痛感することが多い。

 

時間をかけて作り上げられた作品は、それだけで不思議と厚みを持って私たちに迫って来る。

身近なものや、ご近所など、ついで写真などは不思議とインパクトに欠ける。

被写体探しの遠くへの旅はそれだけで観る側の私たちの興味をそそる。

その旅に意味があり、その距離に意味があるのではと考えられます。

それは時間と距離の中で、自身のテーマやイメージが熟成されるのではないかと考えられるからです。

 

時間・距離は写真表現では欠かせない行為に思えてならない。

その理由の一つに、写真表現は装置を使わざるをえない。

シャッターを切った瞬間、何がしかの映像なり記憶が可視化されてしまう。

その繰り返しではどんなに美しきものであっても一過性のものであり、写真表現の強みの連続性、継続性から生まれる深み、テーマの掘り下げには程遠い。

 

どこに向かい、どこにレンズを向け、どこでシャッターを切るのかを写し手は常に意識しておかねばならない。

馴れることの恐ろしさ。

無意味にレンズを向ける恐ろしさ。

ついでにシャッターを切ることの恐ろしさ。

を、体感的に持つこと共に、意識しておかねばならないのではと考えます。

 

時間を掛け、足を伸ばし、意識を高揚させ、作り上げた作品は、その努力に比例して私たちに何かを語りかけてくれるに違いない。

時間と距離は表層化された作品が無駄になることはない。

 

不思議と重力のある作品なり可視化され表層にも現れる。

 

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2019年7月8日 伊藤計一写真展「光の旅」

伊藤計一写真展「光の旅」が先週の金曜日からギャラリー冬青で始りました。

技法は雁皮紙の上にプラチナ・パラジウム溶液を塗り可視化された、作品26点が飾られている。

 

伊藤計一氏の作品作りは被写体を凝視するところから始る。

それも時間をかけて被写体と向き合う。

被写体を凝視し時間をかけて向き合うことにより、自身がイメージしていた最終形(像)とのマッチングが始るのではないかと思われる。

 

当初はこのような「形(像)」を撮りたいと言う欲望が心身の中に沸き起こり、次第に「形(像)」となり、どの場所に行けば、沸き起こって来る、来た「形(像)」と出会えるのかその現場を探しが始る。

おそらく、沢山の無駄な現場検証の末に辿り着いた作品群に違いない。

 

写真展のタイトルには「光の旅」のとある。

伊藤計一氏のテキストの中に「絶対的な太陽の光と、一回的な人生が交差するとき、人は永遠性への憧れをその光に見るかも知れない。」と、記されている個所がある。

 

人類は太陽を「神」と崇拝し憧れと希望をもち、関わって来た歴史がある。

「太陽神」は古代から現在まで普遍的な要素を持ちながら人類と関わりをもって来た。

それは一宗教の枠に留まることなく、宗派の教義、理念を超えて、人類共通なものとして「太陽」は憧れを超えて「神事(慣わしとしてごと)」の一つとして、深く私たちの生活の中に生きずき浸透している。

私たちが「御来光」に手を合わせる様に。

 

確かに。この度の作品26点は太陽との関わり(憧れ)、太陽の軌跡、太陽が放す永遠性の光を捉えようとしている作家の想いは、様々な場所、様々な試みをへて、確かなものとして可視化された素晴らしい作品群となっているのだが・・・。

写真作家である伊藤計一氏の行動力、行動領域の広の軌跡こそそのものが、この度の写真展のタイトル「光の旅」になっているのではあるまいか。

 

心身にともない頭の中のイメージは伊藤計一氏の行動力、行動領域の広さなくして「光の旅」は可視化されることはなかったに違いない。

三脚をたてカメラを据え、2時間〜3時間シャッターをあけ続ける。

フイルム現像をするまではどのような「形(像)」に納まっているか伊藤計一氏すら不安は残る。

更には越前の雁皮紙にプラチナ・パラジウム溶液を塗り、紫外線にて感光させる。

溶液の配合、塗り方一つ、感光時間など全ての行程、行為で作品は全く別ものへと豹変してしまう。

古典技法の中でも難しい技法の一つ。

不安は最後の最後まで拭いされない。

(伊藤計一氏のプラチナ・パラジウムの技法の特徴の一つとして溶液の塗るさいの筆の跡が一切ない。)

 

この度の写真展は「太陽の軌跡、太陽が放す永遠性の光」とともに「写真作家・伊藤計一氏の行動力、行動領域の軌跡」が相俟って可視化された「光の旅」だと思わざるを得ない。

 

その作品が、身近に体感できる写真展であることは素晴らしい。

 

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2019年7月5日 「モアブ・エディション」工房へ。

「モアブ・エディション」工房の水上清さんはもともとは、シルク印刷の彫師。

シルク印刷の彫師は版画職人より、精密、制度と美的感覚を求められる。

原画を見て色数を判断し、版を何版彫るのかを求められる。

決定しなければならない。

それも浮世絵の掘る版木とことなり、薄いフイルムの上に彫り込んで行かねばならない。

繊細な神経が求められる。

 

絵師が描いた版下絵を元に版画の原板となる「版木」を作るのが「彫師」です。絵師のように表舞台に出ることはありませんが、非常に高い技術が必要とされる専門職です。 彫師は彫刻刀の刃先を0.1mm単位で板面に入れ、筆で描かれた質感を版木に再現する ...」

※インターネットから。

 

工房のセンターに「車のベンツ」のシルク印刷が誇らしげに飾ってあった。

私が見た瞬間、30版はあるかなと思った。

実に見事な版ズレなど一切ないシルク印刷。

水上さんにお聞きした。

この「ベンツ」版数は何版ですかと、お聞きした。

平然と60版ですと。

60版と言うことは60色わけをし、60枚印刷用のフィルムに彫り、版画の様に60回印刷を重ねていかねばならない。

実に気の遠くなる作業。

時間、手間ひま、体力、意思、美的感覚がなければ彫れないし、刷れない。

見事な「車のベンツ」の絵が飾られている。

 

ハル氏がプラスチックの用紙にプリントをして持っていた。

そのクオリティとハーネミューレ用紙で水上さんに手がけて戴き、プリント実験をその場て直に行って下さった。

美術館に納められることを目的とした。

「クォリティをあげる!!。」(第二の目的)

美術館に納める。

 

ハル氏がプラスチックの用紙にプリントした同じ条件で先ずはテストをして戴いた。

確かにクォリティは上がったが、何かもう一つパンチ力が足りない。

確かに色の領域は広がっている。

しかし、ライト側が広がりすぎに感じられる。

ビニール袋に入った人肌もデジタル感か拭えない。

 

水上さんはハル氏と私にどの方向にもって行きますかと訪ねて下さった。

ハル氏と私はディスカッションを重ね、チャレンジをさせて戴いた。

テストピースの作品がリアルに浮かびあがって来た。

見事迄に変わったと思う・・・。

A0サイズで5時間〜6時間はかかるとのことで最終形として、水上さんに託して帰ることにした。

その作品が月曜日にギャラリー冬青に届けられる。

 

帰りは間違いなく関越自動車道に乗ったのだか、交通事故の渋滞に巻き込まれ家に着いたのは21時を回っていた。

 

写真制作三昧の一日であった。

久しぶりに、とても至福の日をすごせた。

世界を意識するフォトグラファーハル氏と作品。

ギャラリー冬青としても覚悟をしてかからねばと意識させられる。

 

500kmの移動、フォトグラファーハル氏と写真談義が出来たことはとても有益であった。

 

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