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2016年11月30日 あの「信山社」さんが・・・

神田の名物書店の一つ、「信山社」さんが破産された。

岩波書店さんとは資本関係はありませんが、岩波書店さんの取り扱いと言えば、取次ぎの「鈴木書店」さん(2001年)、販売で言えば「信山社」さんか3日前に破産をされた。

両社とも岩波書店本社に商品がなくとも両社に行けば商品は必ずあると言われていた。

それ程、岩波書店さんの品揃えが整えられていた。

 

岩波書店さんも、あの名だたる雑誌「文学」を今年の11月発売の12月号を持って休刊(事実上の廃刊)されることを表明された。

「文学」は1933年に月刊誌として創刊され、国文学の研究者をはじめ、三島由紀夫ら作家の創作論も掲載してきた。

83年間も続いてきた文学雑誌「文学」が消える。

 

今年は取次ぎ大手5社の一つ太洋社さんが破産。栗田書店さんは大阪屋さんに吸収された。

大型書店の一つ「芳林堂書店」さんが倒産された。

 

出版を取り巻く環境はとても厳しい。

私が幼い頃、どのような小さな街でも1軒や2軒の本屋さんがあった。

私が中野に引っ越して来たのが約40年前。

10軒超える街の本屋さんがあった。

 

街には書店さんではなく、本屋さんがあり、本屋さんに訪れると作家の癖や、雑誌の特集のことや、単行本の内容のことまで教えてくれた。

雑談にふけっていた。

我が家の近くにあった美術系の古書店の親父さんは、私が写真が好きであることを知り写真集を仕入れてくれる様になり、入荷する度に電話を戴いた。

写真集の値札つけがメチャクチャで入手困難な写真集を安価につけたり、どうしょうもない有名な写真家の写真集に高価なシールを貼ったりしていた。

親父さんに、これはそうではないと何度も雑談をさせて戴いた。

じゃあー!!。高橋さん、写真集の値段は高橋さんが付けてよと言われ、度々、私が値段を決めシールを貼ったことを思い出した。

親父さん、へー。んー。そんなもんかねと。

その古書店の親父さんも他界され、後を次ぐ方がいないことから、私の住む中野・新井町の街から消えた。

後から解ったことだがその親父さん結構、写真に詳しかったことが後に奥様からお話を聞いて解った。

高橋さんはこの写真集は絶対に買うよと奥様に話されていたとのこと。

私の残学を親父さんの前に表し恥ずかしくなったことを思い出した。

 

我が家と会社の会議室の書棚には親父さんから言われ、私が値段をつけた写真集が数多く並んでいる。

そんな名物、本屋さん・古書店が街から消えて行くことが寂しい。

悲しい。

 

どうか、ネットではなく皆さん本屋さんから「本」を買って下さい。

たまに行く、神田の古書店。

手に食い込む重さの快感がなんとも言えません。

あの重さが素晴らしい。

皆さん本屋さんから「本」を買って下さい。

 

■8年前より冬青社、ギャラリー冬青、高橋国博の年賀状は止めさせて戴いております。

 皆様におかれましても、ギャラリー冬青・冬青社・高橋国博宛ての年賀状はご無用と存じます。

 ブログ上で大変恐縮でございますが、何卒宜しくお願い申し上げます。

 

■下記、コマーシャルは冬青社、ギャラリー冬青、高橋国博のブログとは全く関係がございません。


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