「現代美術 夢のつづき」を刊行致しました。
「現代話 夢 むだ話」に続いて2冊目です。
弊社のスタッフ湯本愛さんが編集を担当を致しました。
弊社に入る前、インターとして写真作品集の編集や、印刷立ち会いにも度々立ち会われて来た。
この度「現代美術 夢のつづき」を見事までに集約し、校正は無論のこと校閲まで、更に全体を構成、再構成と組み立てをされた。
そのお陰で、活字を読むのではなく、活字で理解するのではなく、現代美術の現場でおきていたディーラーや画商の体験、経験が言葉として生々しく聞こえてくる。
著者 実川暢宏・寺田侑・安福信二
編集 湯本愛。
下記、湯本愛さんの「現代美術 夢のつづき」のコメントです。
『1960年代後半の日本に突如として現れ、現代美術界をかき回していった「もの派」や「具体」あるいは草間彌生といったアヴァンギャルドな作家たち。その同時期に、現代美術を扱う画商として彼らに関わった実川暢宏氏と、アートライターとして立ち会った寺田侑氏が対談する第1部。
「現代美術に、一体今なにが起こっているのか」と問い続けながら、手探りで彼らの作品と向き合った自身の当時の経験を振り返り、美術市場の仕組みや、その荒波の中で生き残る作家の制作への姿勢、ディーラーや画商に求められているものとは何か、を語り合う。
第2部では、実川暢宏氏主宰の自由が丘画廊のスタッフなどを経た後、1980年にギャラリー・トーシンにて草間彌生氏の大規模な個展を担当した安福信二氏が、個展までの経緯を綴った貴重な遺稿を掲載した。
今でこそ、美術史に確固たる地位を築いているように見える日本の現代美術作家たちだが、誰もがその前衛的な活動に戸惑ったという当時、果敢に現代美術市場に挑んだ彼らの生の言葉は、草間彌生氏が文化勲章を受賞した今日では驚きの連続であると同時に、まさに「今」、そして「これから」の現代美術を考える示唆に富んでいる。』
■お知らせ
2017年4月7日(本日)19時からドイツの「写真家・編集者・文書家・ギャラリーのオーナー」の「マイケル・ニッケさん」と「渡部さとるさん」のトークショーを行ないます。先着30名様。(後10名様)会費1、000円
電話03-3380-7123 ギャラリー冬青 gallery@tosei-sha.jpに電話かメールでお申し込み下さい。
■下記、コマーシャルは冬青社、ギャラリー冬青、高橋国博のブログとは全く関係がございません。