最近、人間の「意志」とは何かと良く考えることが多くなった。
意識的にも、無意識の内にも自然と「意志」について考えていることが多い。
写真表現であれば表層に可視化されたテーマの反映は「意志の表明」であり、「意志」を可視化されたものでると考えます。
「意志」はコンセプト(人間力)を土台に表現されるものと考えます。
コンセプトが盤石なものでなければ意味がないことになります。
テーマ=意志を表明したとき必ず賛否の声が始めて聞こえて来ます。
人は、作品は、意志を表明(作品を発表)したとき残念なことに、第三者から全員の理解、賛美を、意識・無意識の内に持つことになります。
が・・・。・・・。
個々人には個性の確立された、見方、感じ方がそれぞれに存在致します。
作品は意志を表明(作品を発表)したとき必ず賛否の渦の中に巻き込まれることを覚悟しておくことが大切に思われます。
自身のテーマ=意志が明確であれば賛成の中からも、反対の中からも大切なテーマの一滴を見出すことが出来ると考えます。
賛美の声だけを頼りにして行く行為は、コンセプト(人間力)を増幅、増蓄させて行くことには成らないと思っています。
賛否の声の中にいることを自覚し、受け入れ、選さし、その上で新たな「意志」を表明致さねばならないのではと考えます。
意志の再構築がかかせません。
何をしたいのかと、明解な意志がなければテーマは定まることは絶対にあり得ません。
テーマが見つからない、どうしたらテーマが見つかるのかと立場上、職業上、良く聞かれることがあります。
テーマはテーマとして見出すものではなく、意志の確認から始るものと考えます。
強固な意志を持つことこそ、自然とテーマの発見に繋がるに違いありません。
「意志」は自身を形成しているそのものだと考える様になりました。
自身の「意志」の確認作業を怠りなく、日々を過ごせたらと思う昨今です。
※渡邊博史さん×土田ヒロミさんのトークショーを6月16日19時から行ないます。
先着30名様迄会費1000円
お申し込みはギャラリー冬青 <gallery@tosei-sha.jp>のメール、電話03-3380-7123にてお願い致します。
■下記、コマーシャルは冬青社、ギャラリー冬青、高橋国博のブログとは全く関係がございません。