<< 2017年7月13日 高橋のブログについて・・・ | main | 2017年7月18日 困難さを制作の根拠に・・・。 >>

2017年7月14日 「色のない島へ」・・・。

先週の土曜日、Mさんが私と食事をさせて戴き機会を作って戴いた。

レストランは六本木の中心より少し離れた、落ち着いたクラシカルなとても素敵なレストラン。

ワイン片手にサラダ二種類、大きめなステーキを戴いた。

 

様々な話の中で色彩を感じない人達がいることを教えて戴いた。

タイトル『「色のない島へ」-脳神経科医のミクロネシネシア探訪記』オリヴアー・サックス著 早川書房(文庫本900円+税)

上記のタイトルを一昨日、教えて戴き冬青社の帰り道にある「あおい書店」さんに立寄り、取り寄せて戴くため注文させて戴いた。

副店長さんとは顔見知りで、高橋さんひょっとしたら在庫があるかも知れませんと言われ、書棚に探しに行って下さった。

1冊、ございましたと・・・。

ありがとうございますと申し上げ。

直ぐさま求め家路についた。

 

早速、読み始めたがまだ全体の四分の一位しか読めていません。

前書きに特に写真表現者に興味深いことが書かれていました。

今日はその一部を紹介致します。

 

「前略-しかし、実際にそれらのつながりや意味、もしくは意味の一部が明らかになってきたのは、旅から帰って自分の経験を繰り返し考え直し考えなおしからのことであった。そうして始めて私がベンを取ってこの経験を書こうという衝動にかられたのである。

その後の何ヶ月かの間、書くという行為によって、記録の中の島々を再訪することが可能になり、それは同時に私の義務となった。-中略-記憶とは事象の単なる記録や再生ではなく、個人の価値感や視点による再編、再建の作業なのである。したがって私はもう一度島に旅し、自分が生涯培ったきた島や植物への想いにも助けられ、きわめて個人的で風変わりな、もしかすると偏った視点を見つめ直すことができた。-後略」

 

オリヴアー・サックス博士の言葉の中には文字であろうとビジュアルなものてあろうと、熟成(時間をかけること)、リサーチすることの大切さを教えて戴いているような気がしてならない。

熟成、リサーチ・熟成、リサーチ、この繰り返しにより始めて自身が可視化したいものが、自身の責任の中で形となって現れるのではないかと博士の前書きから学びました。

 

写真表現はシャッターを切ってしまえば何かがのこり、可視化されます。

これほど、危ない、ふやふやとした、危険にさらされている表現手段は他のアートにはない。

写真表現には熟成、リサーチの後に再構成されて行くものと考えます。

 

全編を読み終えたらまたご報告を致します。

 

オリヴアー・サックス博士 1933年 ロンドンに生まれる。

オックスフォード大學卒業後、渡米、脳神経科医として診療を行うかたわら、勢力的に執筆活動を展開している。

著作物多数

 

■毎週、金曜日・土曜日の13時から在廊されています。

 

■下記、コマーシャルは冬青社、ギャラリー冬青、高橋国博のブログとは全く関係がございません。

 


スポンサーサイト

  • 2017.07.21 Friday
  • -
  • 10:28
  • -
  • -
  • by スポンサードリンク

calendar
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031     
<< July 2017 >>
selected entries
archives
links
profile
search this site.
others
mobile
qrcode
powered
無料ブログ作成サービス JUGEM
       
sponsored links