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2018年5月8日 ドイツのミケーコギャラリーのコマーシャルギャラリーへの思い。

ドイツ・ミュンヘンにあるミケーコギャラリーのオーナーが、コマシーシャルギャラリーの役割り、目的を的確にニュースとして流されていた。

下記、ドイツ・ミュンヘン、ミケーコギャラリーのオーナーの言葉です。

 

皆さん、お元気でいらっしゃいますか?
こちらもやっと春らしい季節になってまいりました。
我が家の庭はリンゴの花が満開となりました。

 

本日は、ギャラリーについてお話をしていこうと思います。

 

ギャラリーといっても、いろんな種類があります。

もちろん、アーティスト作品が主役ですので、主役を引き立てる役回りをするのが私たちギャラリストの仕事ではありますが、アーティストに全てお任せをしているわけではない、ということを知っていただければ、と思います。
アーティストの皆さんに、ギャラリーという箱を自由に提供するのではなく、ギャラリストの考えや、今までの経験を踏まえての意図を展示の中に組み込んでまいります。
ここでアーティストの皆さんに知っていただきたいのは、ギャラリーは展示を企画する段階で、展示のコンセプト、顧客の好みの傾向、どれほど販売できるかの予測を、およそ1年前から練ってまいります。

 

 私たちのギャラリーは、上記のカテゴリーからするとプライマリーギャラリーに分類されます。
このコマーシャルギャラリーの中にもプライマリーと言われる、ギャラリーが作品価格を設定するギャラリーと、セカンダリーと言われるすでに価格や地位が定まった作品を取り扱うディーラー(画商)に分かれます。
ドイツでは貸しギャラリーははぼ存在せず、コマーシャルギャラリーのことを普通にギャラリーと呼んでいます。

 

日本などではよく見かける、貸しギャラリー、また非営利団体、ノンプロフィットのギャラリー、そして、私たちのようなコマーシャルギャラリーなどがあるでしょう。

 

例えば当たり前のことなのですが、ギャラリーは皆さんの作品を販売することで、経営をしています。
つまり作品が売れる、ということは、ギャラリーにとっては必須条件の一つです。
とは言っても、販売のことだけを念頭において動いているわけではありませんが、顧客の好みの傾向を無視して展示を行うことで、顧客を失うこともできませんし、引いては、ギャラリーの評判を落とすこともできません。
 

私たちのギャラリーは、ドイツにおいては大変珍しい、日本の現代アートを紹介するギャラリーです。
以前のニュースレターでも話しましたように、アーティストの皆さんの作品は、あるいはミケーコで見せる作品群は、日本の現代アートの代表であり、顔です。
しかし、それも顧客に支持され、買っていただくことなしには、続いてまいりませんし、ミケーコのアーティストの成長にもなりません。

 

私が申し上げたいのは、コマーシャルギャラリーは、アーティスト、ギャラリスト、顧客の三本柱で成り立っている、ということです。
アーティストは、顧客の顔色ばかりを伺う作品を作るべきではないとも思いますし、しかしギャラリーは、アーティストのやりたいことを全て叶えてあげることができない場合もあるかもしれません。
コマーシャルギャラリーがアーティスト、ギャラリスト、顧客の3本の足で立っている以上、どの柱もないがしろにできない、ということです。
 
ですから、展示をギャラリーからお願いする場合に、こちらから提案をさせていただくことも多々あるかもしれません。
それはギャラリーからの押し付けではなく、一つのアイディアであり、アーティストとの方と話し合いによって、方向性を定めていくきっかけだと思っていただきたいのです。
さらに、アーティストからの提案も喜んで聴かせていただきますし、いただいたアイディアを両者で深めていければ良いと考えています。
 

私たちはできるだけ柔軟な気持ちと、リベラルな耳を持って皆さんと接するつもりでいます。
どうぞ展示の企画の段階で互いに話し合いを頻繁にいたしましょう。
そうすれば、展示もより良くなりますし、さらにギャラリストとアーティストの絆も深まるかと思います。

 

ギャラリー冬青はコマーシャルギャラリーであり、プライマリーギャラリーだと自覚しています。

ミケーコギャラリーのオーナーが言われるように「アーティスト、ギャラリスト、顧客の3本の足で立っている以上、どの柱もないがしろにできない、ということです。」ツアイト・フォト・サロン の故石原悦郎さんが私がコマーシャルギャラリーを立ち上げたとき教えて戴いて言葉がある。「コレクターは作家とギャラリーを育てる。作家はコレクターとギャラリーを育てる。ギャラリーはコレクターと作家を育てる。」ミケーコギャラリーのオーナーのニュースを読みながら故石原悦郎さんの言葉を思い出していた。

プライマリーギャラリーとして新しいあり方も模索して行きたいと願っている。

 

●第7回目の=『作家の頭の中見せます』-「本棚か語る作家の素顔」を開催致します。

 今回の本棚は大山葉子さんの本箱の一部を切り取ってお持ち戴けることになりました。

※貴重なはなしや写真集がきっと見れて体感できるはずです。こぞって参加して下さい。

 

●先着10名様まで 会費、無料。(後7名様)

 5月23日(本日)午後19時〜21時まで

※お申し込みはギャラリー冬青 <gallery@tosei-sha.jp>のメール、電話03-3380-7123にてお願い致します。

 

●下記、コマーシャルは冬青社、ギャラリー冬青、高橋国博のブログとは全く関係がございません。

 


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  • 2018.05.23 Wednesday
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