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2018年7月9日 先週の土曜日「清里フォトアートミュージアム」へ・・・

先週の土曜日「清里フォトアートミュージアム」へ。

「島の記憶」=(1970〜90年代の台湾写真)を観に行った。

10人の写真家の作品が展示してあり、その内8人の写真家が来日されていた。

台湾の写真家では初の文化勲章を受けられ、ギャラリー冬青でも展示をして戴いた「張照堂先生」や「劉振祥先生」ともお会い出来、歓談ができたことはとても意義があり楽しかった。

 

台湾からも台湾市立美術館の館長や多くの関係者の方々が来日されていた。

以外と多くの台湾の写真家、関係者に知人が多かったことには私自身も驚いた。

出版社として34年間、ギャラリー冬青として13年間続けて来たことの意義を改めて感じた。

それだけ責任も重いということになることをヒシヒシと感じながら懇談に耽っていた。

 

作品は戒厳令が解除される前後の作品が多く展示してあった。

田舎の風景であったり、都市の日常の写真であったりとするが、どの作家の作品からも緊張感が漂う。

同時期の日本では土田ヒロミ写真集「俗神」・須田一政写真集「民謡山河」・高梨豊「都市へ」・北井一夫「村へ」などの名作写真集が出版された。

のどかな大人や子供達の仕草や立ち振る舞い、風物や田園風景が撮られている。

とてものどか、どこか明るい。

これから、高度成長期に向かうという雰囲気が作品からは伺い知ることが出来る。

この度の台湾の写真家とは全く違う。

 

張照堂先生からどうですかと声を掛けられた。

とても、同時期の日本の写真家の写真とは違い、緊張感があり観る私たちに迫って参りますとお答えをした。

張照堂先生そうですかと。

なぜと思われますかと・・・。

 

大陸との関係、国民党一党支配、蒋介石支配による政治的弾圧(日常生活でも弾圧が行われた。)から来るものではないでしょうかとお答えした。

張照堂先生、ニコニコしながらそうですねと。

高橋さんはどこで写真を勉強しましたかと・・・。

いいえ勉強はしておりませんと・・・。

高橋さんは見えるですね、私たちの気持が心が解るんですねと語って下さった。

その言葉が「清里フォトアートミュージアム」来て、多くの台湾の方々とお会い出来て良かったと思った。

 

【台北・福岡静哉】世界史上最長と言われる台湾の戒厳令(1949〜87年)が解除されて15日で30年を迎える。当時は国民党の独裁政権下で、多くの市民が反政府活動などの理由で投獄、処刑されたが、死者数など不明な点は多い。蔡英文政権は真相究明に取り組む姿勢を強く示す一方で、供述調書など膨大な資料の整理は進んでいない。

 蔡氏は12日、民進党の幹部会合で、戒厳令解除30年について「過ちを反省し、自由と民主主義を共に守ろう。過去を直視してこそ、未来を創造することができる」と述べ、真相究明を目指す姿勢を改めて強調した。(毎日新聞より)

 

この時代は自由に写真など撮れなかった。

直に警察や軍隊に捕まってしまう。

逮捕、監禁されてしまった時代。

良く、記録として、ありのままに撮られ残して戴いたと感銘をした。

 

最後に館長の細江英公さんが総括として、とても緊張感のある写真ですね。

この緊張感はどこからくるのでしょうかねと・・・。

ひととき、台湾は、日本の占領下にありましたが、日本人は日本人として、台湾の人は台湾人として立場、立場で表現していくことが大切であり、写真表現として、お互いに理解していくことが大切ですねと・・・。

その意味でこの度の写真展はとても意味があり、意義深いことですと締めくくられた。

 

前夜は日本の写真家の方々と徹夜して懇談をされたとのこと。

日本がも土田ヒロミさんや瀬戸正人さん、伊藤俊治さん、港千尋さんら多くの方々が参加されていた。

 

●下記、コマーシャルは冬青社、ギャラリー冬青、高橋国博のブログとは全く関係がございません。

 


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