<< 2018年7月31日 写真家の使命・役割り、「撮る・撮らない」、「撮る・撮れない」・・・。 | main | 2018年8月2日 星野寿一写真展こうみょう《光明》〜NOVA >>

2018年8月1日 東條睦子写真作品集「BERLIN」(仮題)の編集会議。

昨日、東條睦子写真作品集「BERLIN」(仮題)の編集会議を13時より行った。

今、3冊の写真作品集を同時進行をさせて戴いている。

15時からはデザイナーの白岩砂紀さんにも加わって戴き、装丁の打ち合わせもさせて戴いた。

10月には出版予定・・・。

忙しい進行となる。

 

東條さんの作品は1989年11月10日にベルリンの壁が崩壊する、その前後の数年間の作品。

以前より話をお聞きしており作品は数度拝見させて戴いていた。

 

いよいよ昨日、第一回目の編集会議が行われた。

あらかじめ東條睦子さんがストーリーを考えてこられていた。

ギャラリーにそのストーリー通りに並べて見たものの、どこかスッキリとしない。

何故かなと思い、暫く眺めていた。

作品からは私たちがリアルに見たベルリンの壁崩壊のシーンや。慌ただしい群衆の騒ぎなどは写されていない。

寧ろ静かに働く労働者や、カフェで働く女給、踊り子、古き良きドイツの文化、建築。

そうして私たちが忘れてはならないナチの行為、その残酷な痕跡。

その痕跡を丁寧に静かに可視化されている。

 

東條さんの一枚、一枚の作品には貴賓が満ち溢れている。

一枚、一枚の作品には知識、教養が詰め込まれている。

なぜか解らない。

恐らく作品の貴賓さは東條さんの知識、教養からくるものに違いない。

作者としてただ者ではない、始めて作品を観させて戴いたときから思っていた。

 

作者として、また東條睦子自身が、なぜ、この作品を選び必要であるかが非常に明確であった。

中にはフリーマッケット探し求められ写真をコラージュされた作品がとても印象的で、この度の写真作品集には欠かせない存在となっている。

歴史感が強く観る私たちに迫ってくる。

貴重な作品として作品化されている。

 

東條睦子さんは長くドイツで生活をされていられた経験からドイツ、とりわけ「BERLIN」の歴史や風物、建築に愛着を持たれている。その愛着度がかえってストーリーが読みとりづらく成っていることに気ずいた。

数枚の写真を入れ替え、一部ストーリーを組み替えさせて戴いた。

編集者は残酷なもの冷静に客観的に観過ぎるキライがある。

このことを編集者は自覚をしておかねばならない。

 

私は気づかなかったが何度もギャラリーにこられ、冬青社の写真集を観にこられていたとのこと。

お聞きはしていないが、多くの出版社を回られ写真集を観られたことが伺い知れた。

1年前位だと思う誰かのトークショーの折、冬青社の社長さんですかと聞かれハイそうですがと返事をさせて戴いた。

今、写真集の出版を考えています。

一度、作品を観て戴けますかとたずねられた、ハイとお答えをさせて戴いたことを強く覚えている。

作品を拝見して、冬青社で出版することを決断されるまで1年は過ぎたと思う。

このことからも冬青社で出版をすることを決意されるのに時間を要したのだろうと思う。

 

その作品集「BERLIN」(仮題)の編集会議が昨日から始った。

作者と編集者の思い。

作品への愛着度が共有出来つつあることがとても嬉しく、楽しい。

作者と編集者が共に信頼を持ち、同じ道を進まなければ幾ら努力しても良き、写真作品集は生まれない。

 

サンタフェのキュレーターのローランさんの言葉。

写真家に向かって「良き写真集を作るには、良き編集者を探しなさい」。

私が良き編集者かどうかは解らないが(他の人が判断をされるべき)写真作品集「BERLIN」が共に同じ道を歩み始めたことは確か。

 

写真作品集は共に同じ道を歩まなければ良き写真作品集は生まれない。

 

●下記、コマーシャルは冬青社、ギャラリー冬青、高橋国博のブログとは全く関係がございません。

 


スポンサーサイト

  • 2018.10.24 Wednesday
  • -
  • 09:32
  • -
  • -
  • by スポンサードリンク

calendar
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031   
<< October 2018 >>
selected entries
archives
links
profile
search this site.
others
mobile
qrcode
powered
無料ブログ作成サービス JUGEM
       
sponsored links