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2018年8月16日 江成常夫写真展「After The TSUNAMI」へ・・・。

先週の金曜日に相模原市民ギャラリーで行われている、江成常夫写真展「After The TSUNAMI」へ観に行った。

ここのところ美術館に行くことが多くなった。

アートに触れることは自分自身にとってとても良い。

なんとなく心が豊かになることだけは確かだ。

 

江成常夫写真展「After The TSUNAMI」は無論のこと2011年3月11日、主に東北三県を襲った、大震災に向き合われた作品である。

写真家・江成常夫さんは記憶が残影する内に、一貫して戦後の日本の姿と向き合い記録をベースとして、写真家としての表現者のあり方までを示しながら作品を残されて来ておられる。

「広島・長崎」は言うに及ばず戦後の負の遺産ともいうべき姿を追い続けられておられる。

お年82歳(1936年生まれ)

 

被災地に向かうかどうか、とても悩まれたそうである。

それは人として顧みられていない自分との格闘であったとのこと。

写真家・江成常夫として戦後の日本姿と対峙してきた自分は今、何をなすべきかと悩み、苦しまれれたとのこと。

 

「表現としての対象では決してない」と意志が塊(かたまり)ったとき行く決心が出来たとのこと。

2011年5月に被災地に向かわれている。

 

下記、著者の出版です。

・『ニューヨークの百家族』(平凡社、1976年)

・「アサヒカメラ」別冊『花嫁のアメリカ』(朝日新聞社、1980年)

・『花嫁のアメリカ』(単行本)(講談社、1981年)

・『百肖像』(毎日新聞社、1984年)

・『シャオハイの満州』(集英社、1984年)

・『花嫁のアメリカ』(講談社文庫、1984年)

・『花嫁のニッポン』(講談社、1986年)

・『シャオハイの満州』(新潮文庫、1988年)

・『ニューヨーク日記』(平凡社、1989年)

・『まぼろし国・満州』(新潮社、1995年)

・『記憶の光景・十人のヒロシマ』(新潮社、1995年)

・『山河風光 相模川の四季』(相模経済新聞社、1998年)

・『花嫁のアメリカ歳月の風景 1978−1998』(集英社、2000年)

・『ヒロシマ万象』(新潮社、2002年)

・『レンズに映った昭和』(集英社新書、2005年)

・『生と死の時」(平凡社、2006年)

・『鬼哭の島』(朝日新聞出版、2011年)

 

上記の著書が物語るように「記録」を単に「記録」としてとどまらず写真家、表現者の使命として作品としとて残し続けられている。

 

江成常夫さんのこの度の写真展「After The TSUNAMI」は写真家として、表現者として一貫していられる姿勢が伺え知れた。

後世に残せねばならないという使命が82歳という写真家としての、写真表現者としての身体を揺り動かしているのだろうと思う。

今年だけでも3度、福島に赴かれているとお聞きしている。

 

会場にいて作品を観ながら、2011年3月11日のことの記憶が遠のき、薄らいでいる自分自身の曖昧さ、無責任さを恐ろしく感じていた。

まだ、終息のメドすらたっていない福島原発。

繰り返され流された津波の映像、津波の傷跡、原発建物の爆発、計画停電、節電大ムードなどなど日本人1人ひとりが己を還り見ようとしたが、結論を見出せないまま年月が経ち「記憶」さえが薄らいでいる自分自身が会場にいて恥ずかしくなった。

 

改めて、写真の凄さ、写真家の使命、写真表現者としてのメッセージを強く感じさせて戴いた。

写真家のメッセージを観る私たちは「記憶」を呼び戻せねばならないことを改めて教えて戴いた。

 

この度の写真展「After The TSUNAMI」は2019年3月11日に向けて冬青社より出版される。

8月22日第一回目の編集会議に入る。

江成常夫さんの著書に一貫して言えることは文章と写真の一体化である。

テキストを読むことにより、写真は深みを増し私たちに何かを語りかけている。

 

この編集・出版をお受けして、2011年3月11日のことを身近に感じたいと思えば思うほど遠のいている恐ろしさを感じている。

「写真家と編集者」の立場を超えて後世にメッセージとして伝えたい。

 

●下記、コマーシャルは冬青社、ギャラリー冬青、高橋国博のブログとは全く関係がございません。


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