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2019年1月8日 芸術の価値とは何か、美意識とは何か・・・。

美意識とは何か・・・。

年末、近代経済学の父と言われている「ジョン・メイナード・ケインズ」の資本論の概説書を読んでいたら面白い章があった。

 

その前に第一次大戦後のドイツへの高額の賠償請求について、ケインズは大反対をしている。

アメリカのモルガン・チェース銀行を始め大手銀行が戦備を目的として、多額のマネーをイギリスを始めヨーロッパ諸国に貸し付けていた。

その貸し倒れを恐れ、モルガン銀行を始めアメリカの大手銀行が当時のアメリカ大統領(トーマス・ウッドロウ・ウィルソン)に圧力を掛けた。

その結果としてドイツの国家予算40年間分に相当するとてつもない賠償金額が決定された。

ウィルソン大統領もドイツへの高額の賠償へは当初は消極的だったと言われている。

大手金融機関の圧力に屈指、ウィルソン大統領もドイツへの高額賠償に決断したと言われている。

ケインズは賠償問題の顧問として就任していたが自ら辞任している。

 

ケインズの言う様にドイツに高額な賠償責任を追わさなければ第二次大戦は置きなかったと言われている。

そのケインズが面白いことを書いた。

ある美人コンテストでのこと。

審査員に向かって二つのことを投げかける。

※審査委員に最終審査に残った6人の内、貴方が一番美しいと思える方を推選して下さい。

※一番、多く集まった方に人に投票した審査員には賞金を出しますと。

 

審査委たちは当初は自身の好みや、自身の判断で一番美しいと思える人に投票しょうと思ったのだが、「多く集まった方には賞金を出します」と聞いたとたん、他の審査委員が6人の誰に投票するのだろうかと忖度が始まり、もはや自身の審美眼がよりも誰に表があつまるのかと考え始めたとのこと。

 

更にケインズは話を進めている。

「芸術」も技術や表現力、説得力など、本質な芸術な要素を超えて、別次元で、どの作品が人気があるか、今の流行は、誰が評価したか、マスコミ始め露出度はという事で作品の価値が決定されると。

それが資本主義だと。

資本主義は基本的には数の論理だと。

数値が集まりプライスが高額になれば価値があり、価値が上がったと思い始める。

誠にそうだろうかと・・・。

ものの価値や芸術も含めて、価値は正しい数値で現せるのかと問いかけられている。

 

数だけに捕らわれては資本主義の本質を見失ってしまう。

勝手に数字だけが暴走してしまい、憶測が憶測をよび真の価値を見失ってしまう。

現在の金融取引や株価のことを連想してしまう。

 

この概説書を読んでいて思うことは今、無秩序に広がりを見せている写真表現。

誰でも容易く情報発信出来る今日。

真に写真表現とは何か、価値とはなにか。

一歩立ち止まり、冷静に考えることが大切ではないか・・・。

 

私たちも流行や権威付けられて作品に目も心もまでが、知らず知らずの内に洗脳され、誘導され価値付けをしているのではあるまいかと考えさせられた。

歴史を振り返ると「芸術」も「神聖な領域」ではなく、経済の仕組みや産業革命、大戦と深く関係して発展してきたことは間違いはない。

 

自身の審美眼を素直に確かめることが、アートを自分のものにして素直に楽しめることではないかと考えさせられました。

 

※作家在廊日=火曜日・木曜日・金曜日13時〜19時迄。

       水曜日13時〜21時迄。

       土曜日16時〜19時迄

 

※1月9日=19時〜21時まで「作家の本棚から見えてくるもの」主催=「渡部さとる」氏、開催致します先着10名様。(お申し込みは終了させて戴きました。)

 作家自身が自身の本棚から過去〜現在と影響を受けた書物の一部をギャラリー冬青にお持ち戴き作家とディスカッションを致しま 

 す。是非、ご参加下さい。

 参加費=無料 

 

●下記、コマーシャルは冬青社、ギャラリー冬青、高橋国博のブログとは全く関係がございません。

 


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