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2020年9月15日 竹谷出写真作品集「影泥棒」を終えて。

先週、凸版印刷・川口工場で竹谷出写真作品集「影泥棒」が先週の木曜日に印刷立ち会いを無事終えた。

奥付には発行者、高橋国博と記載する最後の写真作品集になりました。

後は発行者、岡野惠子・編集者、高橋国博と掲載されることになると思っています。

 

一台(8ページ)、合計本文18台それに、加えて表紙・カバー、総合計20台の印刷立ち会いを終えた。

正直、私に取って写真作品集「影泥棒」はとても、難しい写真作品集であった。

今迄の常識がややもすれば出でしまう。

邪魔をしてしまいそうになる。

今迄の写真作品集は立体感があり、遠近感があり、それぞれの「人々」や「もの」(雲・水面・影・植栽などなど)ボリーム感を持たすために、切り抜きを致し、中間部分を増やし元の版に納めるというような、厄介な作業を凸版印刷の猪野さん、杉山さんにお願いをしてきた。

真逆の発送を迫られた・・・。

 

今迄の常識を全て捨て去り写真家・竹谷出さんの作品への想いを読者の方々に伝えねばならかった。

朝9時から始った印刷、終えて川口工場の表に出で見れば空は真っ黒。

12時間以上も印刷機と対峙していたことになる。

 

「写真作品集を芸術の花束として、世に送りだす」との一念で数多くの写真作品集を世に送り出して来たつものではあるが・・・。

私が写真集と出会った(以前いた芸術系の出版社)ころは、プリントより印刷が劣ることが当たり前の常識であった。

写真家も編集者も当たり前のこととして受け止めていた。

印刷だから仕方がないよね!!。

ここまでで十分と・・・。

日常的、常識的に交わされていた言葉です。

当然、当初は私もそう思っていた。

 

独立し写真集を手掛けるようになり、なぜプリントより印刷が劣ることが当たり前なのかと疑問を持ち始めた。

そこで印刷機のことやインク、紙の事を徹底的に調べた。

とにかく印刷の仕組みを徹底的に勉強したことを思い出していた。

紙などは実際に口に入れ、味や繊維を確かめたこともあった。

プリントを超える印刷は出来ないものかと・・・。

必死にもがき苦しんだことを忘れられない・・・。

 

細江英公先生の写真集を担当させて戴いたとき、細江英公先生が一言、盒兇気麕佑離廛螢鵐箸茲衄しいですねと、言葉を掛けて下さった。

プリントより美しい写真作品集の門出の出来事となったことは確か。

涙が出たことを未だに忘れられない。

冬青社の写真作品集は作家のプリントより美しくあらねばならないことが、常識として認知されている。

常識化された。

 

UV印刷機で3冊目となるこの度の「影泥棒」網点の大きさや、特にインクのことに付いては、一から勉強を致せねばならないと思っている。

「走馬灯」の様に私が携わらせて戴いた写真集が印刷立ち会い中、脳裏に浮かんでは消えとしていた。

「感無量」の様々な想い。

 

最後に写真作品集「影泥棒」という新たなテーマを与えて戴いき、写真家・竹谷出さんの大切な作品を盒兇紡して戴いたことに深く感謝申し上げます。

 

「写真作品集を芸術の花束として、世に送りだす」との想いは一編集者として持ち続けたいと思っている。

 

2021年5月発行のスイスの写真家・コスタス写真集「キャバレー」を一編集者として完成を致さねばならない。

2019年からのお約束、コロラウイルスでなかなか進まない・・・。

 

●作家在廊日=9月15・18・25・26日の13時〜19時(確定日)

 (ほぼ午前11時から毎日在廊されます。)

 

●下記、コマーシャルは冬青社、ギャラリー冬青、高橋国博のブログとは全く関係がございません。

 

 


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