2017年6月6日 取次ぎ回りを終えて・・・。

今朝、早くから竹谷出写真作品集「にほんのかけら」を全国の書店さんへ配本すべく、取次ぎ回りをさせて戴いた。

2014年に約25.000店あった書店さんが2017年には16.000店迄に激減した。

どんなに小さな街でも必ず1店や2店の書店さんがあった。

中野区の私の近所でも個性豊かな10店ほどの書店さんがあった。

 

今は大型店の2店だけ。

まだ、良い方だと思う。

取次ぎの窓口の担当者の方と話をしたのだが3.500円を超えると高額書籍に入り、書店さんも仕入れるのに躊躇するとのこと。

「高橋」=では写真集などを含めてどうすれば・・・。

「担当者」=高橋さんの言われることは良く解りますが書店さんでのお客さんの購買意欲を考えますとね・・・。

「高橋」=書店文化の啓蒙運動が必要ですよねと・・・。

     (書店さんとお客さんの会話・読者の方々が書店さんで本を買うと言うこと)

「担当者」=そうですね、その通りです。

「高橋」=なんとか、なりませんかね、出版文化の崩壊に繋がりますよね・・・。

「担当者」=その通りです。私達も危機感を持っているのですが・・・。

 

などなど、話をさせて戴き席をたとうとしたとき、冬青社さんの写真集はまだ良い方ですよ。大型店には必ず配本されますからねと。

・・・。・・・。・・・。

慰めにもならない、慰めの言葉を戴いて取次ぎ店の帰り道、ふっとと考えさせられたことがあった、

銀座・GINZA SIX6階にオープンした蔦屋書店さんのことを思い出した。

60,000冊の本が収集されている。

アートブックも充実している。

ところが、同じフロアーにあるコーヒーコーナーは人が沢山いるのに、書籍コーナーは人はそれ程、多く無い。

コーヒーコーナーの近くに書籍売り場のレジがある。

気になりどのくらいの人がブックを買うのか30分間程みていた。

レジを通ったひとは5人程・・・考えさせられた。

携帯でタイトルを撮影する人が多くいて、恐らく後からネットで買うのかと思ってのことだろうと・・・。

 

どうか、出版文化を守るためにも書店さんより本を買って下さい。

当事者の一人として出版文化の将来の危険性をとても感じています。

 

本は書店さんより!!。

 

※渡邊博史さん×土田ヒロミさんのトークショーを6月16日19時から行ないます。

先着30名様迄会費1000円

お申し込みはギャラリー冬青 <gallery@tosei-sha.jp>のメール、電話03-3380-7123にてお願い致します。

 

■下記、コマーシャルは冬青社、ギャラリー冬青、高橋国博のブログとは全く関係がございません


2017年6月5日 identity・・・

アイデンティティとはと・・・。日曜日ぼんやりと考えていた。

辞書を引くと。

1.同一性、身元、本人であること。

2.心、自我同一性(自分が自分であるこのの認識)

 

a.では高橋国博のidentityとは何か。

b.では出版社としての冬青社のidentityとは何か。

c.ではギャラリー冬青のidentityとは何か。

 

何を持って形成されているのか。

●どこにあるのか。

●どこが基準なのか。

●どこが基準点なのか。

●どこを源としているのか。

●どうやって保たれ維持しているのか。

●などなど・・・。

 

「夜、22時近くテレビを付けたらNHKの特集番組で子供の貧困問題を扱っていた。

最後の7、8分しか見ていないので、全体の番組構成は解らないが、今、日本の子供の貧困率は統計上 6人に1人とのこと。

これを多いと見るか、少ないと見るかは難しい。

しかし、現実的にはもっと多いのではないかと私は実感している。」

 

子供の貧困は貧困のマイナスのスパイラルに入ると「希望、夢、将来への期待」まで無くしてしまうと結論付けられた。

格差社会が子供の時期に決定されると。

世界的に認識されているとのこと。

 

identityは何かと考えていた私に「不安、ストレス、自信、将来への期待」などなどを見失いかけているのではないかと考えさせられた。

番組の一部を見て感じた。

 

自分が自分であることの大切さ。

自分が自分であることを認識し、表現をしなければ意味がない。

でなければ自己表現には繋がらない。

自分自身の「自信」を形成しているものを突き止めなければ自己表現が出来ないと思う。

「自信」とは何かと問われたとき、自身のidentityであると胸をはって言えるように成りたい。

 

自己表現とは自我の表現ではない。

自我とは「自+我」であり見苦しいものと思う。

 

自己表現とは他者の五感をも揺り動かし、他者への行動まで影響を与えるのではと考えます。

自身のidtentityを保ち、確立し、増幅、増蓄して行くことが大切ではと番組をみながら考えさせられた。

 

a.高橋国博のidentityとは何か。

b.出版社としての冬青社のidentityとは何か。

c.ギャラリー冬青のidentityとは何か。

 

原点に立ち返り、考えて見たいと思う。

何のために60歳の時、冬青社を写真専門の出版社に衣更えをしたのか、原点にもどり変遷を辿って見たい。

2018年12月どのような姿になっているのか、もう少々時間が必要。

精神的、肉体的、財政的などなどを踏まえてidentityを高めるには・・・。

identityを高揚させるには・・・。

原点にもどり変遷を辿って見ることが大切に思えた。

 

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2017年6月2日 「意志」・・・。

最近、人間の「意志」とは何かと良く考えることが多くなった。

意識的にも、無意識の内にも自然と「意志」について考えていることが多い。

 

写真表現であれば表層に可視化されたテーマの反映は「意志の表明」であり、「意志」を可視化されたものでると考えます。

「意志」はコンセプト(人間力)を土台に表現されるものと考えます。

コンセプトが盤石なものでなければ意味がないことになります。

 

テーマ=意志を表明したとき必ず賛否の声が始めて聞こえて来ます。

人は、作品は、意志を表明(作品を発表)したとき残念なことに、第三者から全員の理解、賛美を、意識・無意識の内に持つことになります。

が・・・。・・・。

個々人には個性の確立された、見方、感じ方がそれぞれに存在致します。

作品は意志を表明(作品を発表)したとき必ず賛否の渦の中に巻き込まれることを覚悟しておくことが大切に思われます。

自身のテーマ=意志が明確であれば賛成の中からも、反対の中からも大切なテーマの一滴を見出すことが出来ると考えます。

 

賛美の声だけを頼りにして行く行為は、コンセプト(人間力)を増幅、増蓄させて行くことには成らないと思っています。

賛否の声の中にいることを自覚し、受け入れ、選さし、その上で新たな「意志」を表明致さねばならないのではと考えます。

意志の再構築がかかせません。

 

何をしたいのかと、明解な意志がなければテーマは定まることは絶対にあり得ません。

テーマが見つからない、どうしたらテーマが見つかるのかと立場上、職業上、良く聞かれることがあります。

テーマはテーマとして見出すものではなく、意志の確認から始るものと考えます。

強固な意志を持つことこそ、自然とテーマの発見に繋がるに違いありません。

 

「意志」は自身を形成しているそのものだと考える様になりました。

自身の「意志」の確認作業を怠りなく、日々を過ごせたらと思う昨今です。

 

※渡邊博史さん×土田ヒロミさんのトークショーを6月16日19時から行ないます。

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2017年6月1日 濱田トモミ写真展「変生」から考えさせられること・・・。

濱田トモミさんは(レンタルギャラリーは別として)コマーシャルギャラリーでは2回目である。

ギャラリー冬青としては「変生」が第一回目の写真展です。

濱田トモミさんは実家の家業(トタン板の施行、加工業)を手伝いながら、インテリアアドバイザーとして生計をたてられている。

決して、収入は多くはない。

その中、この2年間で2冊の写真作品集を世に送りだされている。

写真に人生を救われた濱田トモミさんは写真に対しての覚悟は並大抵のものではない。

決意が違う。

決心が違う。

覚悟が定まって居られる。

 

濱田トモミ写真展「変生」を還り見て、下記のことをギャラリー冬青、冬青社、キュレターとしての高橋は戴きました。

1.先ずは「変生」の作品をお求め戴いた多くの方々に深く感謝申し上げます。

 正直に申し上げますとこれ程、多くの方々に作品「変生」をお渡しできるとは想像もしていませんでした。

 私の想像の2.5倍位でございます。

 多くの方々にも来館を戴きました。

 

2.写真作品集を制作される姿勢、決意が違う。

 プリントが札幌では出来ないと言う事で、東京のラボに度々こられて自らプリントをされた。

 その交通費、宿泊費、プリント費のことを考えると濱田トモミさんの写真への情熱が、このことだけでも伝わってまいります。

 その度に私に見せて戴いた。

 プリントも終盤に入り、編集に入れると思い始めたとき、私は何かが違う、どこかが違うと思い始めた。

 (長くなりますのでこのことは次回に)

 10年かけられ撮られた作品をまた、再撮影をお願いした。

 それがこの度、生まれ変わり、多くの方々に見て戴いた作品「変生」です。

 

3.会期中、東京のビジネスホテルに全泊された。

 一人でも多くの方々に作品を見て戴きたい、作品をお渡ししたいとの思いからです。

 一人でも多くの方々とお話をしたいとの思いから。

 

4.ギャラリーにこられた方々への作品「変生」の説明は、ご自身の人生をオーバラップされ、ご自身に言い聞かせる様な説明であっ   た。私が作品「変生」を説明することは殆どなかった。

 

5.展示(この度の展示は湯本愛さんが担当致しました)の全てをギャラリーに委ねられた。

 そのお陰で作家・濱田トモミさんとギャラリー冬青の信頼関係性が強く生まれました。

 レンタルギャラリーとコマーシャルギャラリーの違いを良く理解されて居られる。

 

6.作品のクオリティーが素晴らしい。

 ギャラリー冬青としても素晴らしい作品作品「変生」をお渡し出来たとに未だ余韻が残っています。

 

7.最後にご自身の作品をご自身が求められた。

 (このことに付きまして高橋は敢えて言葉にさせて戴くことは差し控えさせて戴きます。)

 

多くの事を教えて戴いた1ヶ月間でした。

ありがとうございました。

 

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2017年5月31日 渡邊博史写真展「顔、顔、顔、」

渡邊博史写真展「顔、顔、顔、」がいよいよ6月1日から始る。

作品のクオリティーは語るに及ばずです。

今日のブログは作品に対しては後日、書かせて戴きます。

 

作家がギャラリーへのアプローチに対してを書かせて戴きます。

(これは4月に写真展をさせて戴いたドイツの写真家・マイケルニッケさんにも同じことが言える。)

 

渡邊博史(アメリカ在住)さんは・・・。

1.会期の2ヶ月前には、全ての作品をブックマットにされ、専用のケースに入れら梱包され送られて来た。

2.マットの裏にはタイトル・撮影年・制作年・エディションN0・Copyright(作品の権利者)=渡邊博史・住所・

 プリントの制作者の名前(渡邊博史さんの場合はご自身のサインが記されている。)・それとは別に作家の名前が一枚の専用のシールで貼られて いる。

3.フリントの裏には名前とエディションと作品の制作時のデーターが詳しく書かれている。

4.プライスリストにはイメージの映像と各作品ごとのタイトル・エディション・販売価格が一覧表で制作されている。

 実に解りやすい。

5.送られて来た作品とイメージの映像の一致、タイトル・エディションが合っているかギャラリー側に責任を求められている。

 合っていれば渡邉博史さんの書類にサインをし送り返すことに成っている。

6.ブックマット代は渡邊博史さんが負担され作品には加算されていない。

 

世界で活躍されて居られることが、梱包を解き、ケースから作品を一点を取り出した時から緊張感を持ってギャラリーの私達に伝わって来る。

ご自身の作品に対しての愛着度、管理能力、マーケッティング、コレクターの方々へのメッセージ、ギャラリー側の作品の取り扱い方までが伝わって来る。

 

渡邊博史さんは世界的に活躍されている。

世界の複数のギャラリーで作品が取り扱われている。

素晴らしい管理能力。

全てが的確に正しい情報でコレクターの方々に作品を渡すと言う、作家としての意志、責任感が伝わってくる。

その結果として、ギャラリーとして安心してコレクターの方々に作品をお渡し出来る。

 

昨日、一人で展示作業をさせて戴いているとき、昨年サンタフェのギャラリーに行ったことを思い出していた。

アメリカ・アリゾナの帰り道、サンタフェに立寄り「モンローギャラリー・フォトアイギャラリー・アンセルアダムスギャラリー、他の数カ所のギャラリー」を訪れた。

 

次の日の自由時間にモンローギャラリー・アンセルアダムスギャラリーに一人で再度、訪れた。

全員で行ったときもそうだったが、一人で行った時も私の名刺を出しても受け取りをしてくれたが机の上にポンと置くだけで見ようともしない。名刺をくれないばかりか何処の馬の骨が来たのかと、けげんな顔をされ、早く出なさいと言わんばかりの態度をされたことを良く覚えている。

 

そこで、ギャラリー冬青は博史渡邉の日本での専属ギャラリーだと言うと、行きなり私の名刺からホームページから検索。

そうすると、態度が一変し椅子は出される、コーヒーかティーかと聞かれ、ティーだと答えるとクッキーまで出された。

高橋に言うと、ここで博史渡邉の写真展が出来るのかと聞かれた。

是非、博史渡邉を紹介して欲しい。

態度が一変した。

 

どこのギャラリーでも渡邊博史さんの名前を告げるとギャラリー冬青の興味を持たれたことを思い出しながら展示作業を終えた。

 

渡邊博史写真展「顔、顔、顔、」がいよいよ6月1日から始ります。

 

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2017年5月30日 モチベーション。

ゴルファーの宮里藍さんの引退記者会見の二ユースを見ていた。。

宮里藍さんは31歳での引退のこと。

ゴルフ愛好者のみならず、若過ぎる引退だと思った方々が殆どだと思う。

 

引退の理由は「モチベーション」を保ことが出来なかったことだと語る。

良く理解出来る。

私達には創造が出来ない程、プレッシャーを日々感じられていたのではと推測をさせて戴いた。

ファンの期待、ゴロフ界の期待、契約企業の期待に答えられない宮里藍選手がいる。

 

「モチベーション」と言う言葉を何度も使われていた。

現在、写真家・土田ヒロミさんの福島の集大成と言うべき、写真集を某出版から準備中です。

陰ながらそのお手伝いをさせて戴いている。

土田ヒロミさんとも編集者の方、デザイナーの方とも打ち合わせをさせて戴いている。

 

驚くべきことは土田ヒロミさんは76歳。

写真に対しての執念。

モチベーションの高さには何時も敬服させられる。

写真表現者であり続けることの大切さ。

写真家として記録を残す使命感の強さ、高さ。

写真家としての写真表現の大切さ。

写真表現は美しくなければならない。そのモチベーションの高さの拘りは並大抵ではない。

時間的、肉体的、経済的にチャレンジし、続けられている。

 

土田ヒロミさんとお別れをして良き時間を過ごさせて戴いたと何時も思う。

感動に近い余韻が残る。

なぜ、この歳まで。

なぜ、写真に。

なぜ、記録に。

なぜ、作品に。

なぜ、クオリティーに。

高きモチベーションを持ち続けることが出来るのかと何時も感じている。

その渦の中にいることが実に心地よい、楽しい。

 

強靭な「意志」の強さだと思っている。

お付き合いは随分と長い。30年間は過ぎる。

自身の道を信じて歩んでこられている。

「道」=「意志」(指針)

「テーマ」=「意志」(目的)

「コンセプト」=「意志」(人間力)

「形式」=「意志」(技術・経済的)

 

昨日の宮里藍選手の記者会見、土田ヒロミさんの生き様を間近にして思う。

モチベーションは人間として、表現者として大切なことだと考えさせられた。

 

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2017年5月29日 2週間程前「バスキアの作品が123億円」で・・・。

2週間程前「バスキアの作品」が123億円で、ニューヨークで行われたサザビーズのオークションで落札された、ニュースがアート界に驚きを持って流れた。

落札者は日本人の前澤友作氏です。

アパレル関係の通販会社を経営されていると聞いたことがあります。

前澤友作氏は2016年にもジャン=ミシェル・バスキア作「Untitled」を約62.4億円で落札されている。

 

因に2013年に落札されたアンディ・ウォーホルの作品「銀色の車の事故〈二重の災禍〉」の1億500万ドルを超え、オークションで競売されたアメリカ人画家の作品の中で過去最高額となったそうです。

 

前澤氏はTwitterやInstagramにも、落札についてこのように投稿しています。

「バスキア落札しました。アートを好きになってよかった。このペインティングをはじめて見た時、心からそう思いました。みなさんにも見てもらえる機会を作れたらいいなと思っています。バスキアありがとう! 」

 

黒人青年、バスキアは1979年のニューヨークに生まれる。(中間階級層だと本を読んだことがありますが確かではありません。)

「セイモ(SAMO)」と名乗りバンド活動をする傍らマイナーな画家だった。

バスキアの作品は1981年、グループ展に出品し絵は2000ドルで売れたことが記録として残っています。

これを仕掛けたのは画廊を経営しているアニーナ・ノセイだと言われている。

ノセイはバスキアに大作をつくらせます。

ウォーホルと親友であった、ウォーホル急死したことを知り。バスキアのドラッグ吸引は加速し、ウォーホルが他界した翌年の1988年8月12日にヘロインの過剰摂取で死亡しました。27歳の時であった。

 

バスキアの絵をさらに有名、高価なものにした切っ掛けになった理由の一つには、ラリーウォーシュ所蔵のコレクションの中にバスキアが書いた8冊のノートがあり、この内容についてルーク・サテンはバスキアは詩人でもあったと評価と言うより持ち上げました。

バスキアは「画才&詩人」のお墨付きをもらうことになる。

その後、マーケットは大ブレークして行きます。

遂には現代アート史にその名を残すことになる。

バスキアは落書きアートとも評されるこがあるが地位は揺ることはなかった。

 

今も、現代アートには潤沢な資金が流れ込むのだなと、このニュースを知った時、思い、ある意味で考えさせられたました。

この一部が何故、写真表現へ、写真芸術へ流れないのかと、それも若き写真作家へと思いました。

考えさせられた。

写真のコマーシャルギャラリーの責任も重いと・・・。

自分自身が正直、情けなく成った。

コマーシャルギャラリーを運営するものとして・・・。

責任を感じざるをえない。

責任感を通り越し脱力感すら残っています。

 

いつ、このことをブログに書くかと迷っていた。

何故か書けずに居ましたが本日のプログとなりました。

 

最後に・・・。

写真表現の芸術性とは何か・・・。

日本の大きな「展」では写真表現は第二芸術分野で扱われています。

 

最後に、特に写真表現者は次のことが求められているのではと考えます。

作品には見る側に、制作者は伝えると言う意志が強靭でなければならないと考えます。

制作者の意志の伝達です。

制作者の意志が明確でなければならないと思います。

それには制作者は自身の真に内在しているもを自覚し再構築をして行く他にないと考えます。

そうするならば、見る側はその作品対して、共感し共有する繋が生まれると信じます。

 

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2017年5月26日 竹谷出写真作品集「にほんのかけら」が・・・。

竹谷出写真作品集「にほんのかけら」が製本が終わり、凸版印刷さんより届けて戴いた。

一言、圧巻である。

ボリーム、内容ともに。

総頁数240頁。

写真点数195点

 

南は北回帰線近くの沖縄の島々から北は北海道まで。

日本海側は太平洋側と旅は続く・・・。

20年間以上を掛けられた写真家・竹谷出さんの心の記憶、記録である。

一点、一点の作品には「写真家・竹谷出、人間・竹谷出」があまねく現れている。

見事までな写真表現者である。

 

この写真作品集の面白きことはどの頁から見始めても、面白き、驚きの展開が楽しめる。

写真は「もの・光」がなければ写せないと言われるが、竹谷出さんの写真には自身の眼(まなこ)を通し、心を通し、他者への心使いであったり、心情、息づかいまでが織り込まれている。

「もの・光」に捕らわれることなく、見えなきもの、感じなきものを見せ感じとらせて戴ける。

見事までな写真表現者である。

 

良く、ここまで歩まれたと思う。

竹谷出さんの写真は私達が忘れかけている、日本の原風景をただ拾い、記録として残されたのではない。

日本の姿、人々、生活のありよう、慣習、習慣を内面から見る高橋には語りかけてくれている。

見事までな写真表現者である。

 

この様な大切な作品をテーマを高橋に託して戴いたことに、写真表現者・竹谷出さんに深く感謝申し上げます。

本当に編集者であって良かったと思える至福の時です。

この編集過程に写真家・山下恒夫さんが関わって戴いたことも幸い致しました。

実は竹谷出さんとの出合いは山下恒夫さんから、コニカミノルタギャラリーで素晴らしい写真展をしているのとメールを戴き、その日に写真展を見に行ったのが切っ掛けです。

 

1頁目を捲ったらインクの香りがプーンとする。

恥ずかしい話ですが、一冊、一冊ごとにインクの香りが違うことに最近気ずきました。

それは、その筈です。

一冊、一冊ごとにインクのブレンド、用紙に定着しているインクの量が違うからではと・・・。

この素晴らしいインクの香り。

 

この度も凸版印刷のAD担当の杉山幸次さんには大変なご苦労をお掛けした。

切り抜き個所だけでも1000カ所は超える。

素晴らしい印刷版をお造り戴いた。

印刷当日、オペレーターの方々も3人体制で取り組んで戴いた。

 

編集・デザイン・印刷・製本・用紙の選択と全ての方々が積極的に意欲を持って関わり、写真表現者・竹谷出写真作品集「日本のかけら」が世に送りだせた。

これらを揺り動かして戴いたのは写真表現者・竹谷出さんの写真への心だと改めて「日本のかけら」を見ながら思う。

 

最後になりましたが、時間がない中、竹谷出さんにはご無理を申し上げテキストを添えて戴きました。

このテキストが素晴らしい。

言葉が生きている。

言葉が歩んでいる。

言葉が旅をしている。

言葉が私達を全国の「かけら」の地に誘ってくれる。

言葉が写真だ。

言葉が写真表現者・竹谷出だ。

 

見事までな写真表現者である。

 

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2017年5月25日 ・・・。・・・。・・・。

冬青社を写真表現の専門の出版社にすると宣言して14年が過ぎた。

始めは5年間と言う期限付きの再スタートであった。

60歳のときであった。

オーストラリア一周バイクでの旅を5年間先延ばしをしての決意であった。

正直に言えば、この5年間はとても長かったような気がする。

 

出版人の端くれの一人として、最後に遣り残したことの集大成としてと、ただ、ただ写真集を制作をしていた。

自分自身に言い訳をする様に。

暗中模索の5年間と言って良いと思う。

本当にただ、ただ写真集をと思っていた。

 

5年間が経ち65歳になったころから写真集のクオリティーについて、とても気に成り始めた。

それからと言うものは、印刷に関してインクのこと・用紙のこと・印刷機のこと、ADの方々のこと、オペレーターの方々のこと、とにかくハード面のことを徹底的に勉強をさせて戴いた。

様々な現場にも足を入れた。

知り得る情報、技術を学んだ。

 

その上で様々なことにも実験をさせて戴いた。

例えばインクのブレンド、用紙に多めに湿気を入れて印刷をしたことも。

様々な失敗も数多くある。

折角、製本まで出来上がった写真集を断裁したことも。

段々と国内だけではなく、海外でも冬青社の写真作品集を評価して戴ける様になった。

気が付けば70歳を迎えていた。

 

編集の大切さ(ソフト面)印刷のクオリティーの(ハード面)の大切さを様々な経験から学んだ。

頂点を目指したいと思い、決意をした。

それで、やるからには2018年度75歳まで、世界の頂点を目指す決意をさせて戴いた。

その思い、決意をすればするほど、プレッシャーは多く伸し掛かって来ている。

今もそのプレッシャーは一冊、一冊ごとに強く感じているが、特に凸版印刷のAD担当の杉山幸次さん、営業担当の猪野直貴さんのご協力、ご努力を持って、今では世界に問われても胸を張って「冬青社の写真作品集」ですと言える。

 

2018年12月まで延長すると宣言させて戴いて3年5ヶ月が過ぎる。

数多くの方々からは2020年オリンピックまで続けて欲しいとの、期待をよせて戴いていることには深く感謝申し上げます。

が・・・。・・・。・・・。

 

今日は私の74歳の誕生日。

・・・。・・・。・・・。

 

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2017年5月24日 ベン・シャーンの言葉から学ぶもの・・・。 

ベン・シャーンの言葉が懐かしく、また現在の写真表現の広がりあり方に憂い、理解出来ないでいる私の心の不安を落ち着かせてくれた、ベン・シャーンの言葉を思い出し、昨日、改めて下記の書物(115ページ)を読んだ。

 

美術出版から1960年に発行されている「ある絵の伝記」日本語名(現題はThe Shape Content)の中で、ベン・シャーンは私達にこう語りかけています。

 

「芸術の形式はアイディアの材料にたいする衝突から生まれる。換言すれば、精神の物質に対する働きかけから生まれる。形式は、観念を形式し、これをひとつの実在物に再創造せんとする願望から生まれる」

 

この言葉は抽象表現現主義絵画、以降のアート全般に対してベン・シャーンは語っていると考えています。

ベン・シャーンは抽象表現現主義、以降、現代アートに対して下記の言葉で表しています。

1.絵具だけ(Paint.alone)

2.非内容的絵画(non-content Painting)

3.無内容的アート(content-Iess art)

 

ベン・シャーンの真意は私には計り知り得ませんが、現代アートが無秩序に広がりを見せていたことへのベン・シャーンはベン・シャーンとしての抵抗の意志を表明したのではないかと高橋は考えています。

 

一番最初に書きましたが、写真表現の広がりはアクション、パフォーマンス、ネット、立体などなど留まることなく受け入れられようとしています。

 

ベン・シャーンの言葉は過去の遺物と言う方々もいるかも知れませんが、私はもう一度、立ち止まりベン・シャーンの言葉を還り見たいとおもう。

写真て何だろう。

写真表現て何だろう。

そもそも写すと言う行為は何だろう。

そもそも、表層に可視化するという行為は何だろうか。

 

ベン・シャーンの言葉は私には写真表現のあり方について勇気をくれる。

現在の写真表現の広がりに、それを理解出来ない不安を感じながらも、一人ぐらい「写真表現は装置を使い、表層に可視化されたものを写真と言う!!。」ことを思い込みたいと言う人間がいても良いのではないかと、ベン・シャーンの言葉に救いを求めている。

 

(ベン・シャーン=1989年リトアニアに生まれる。社会派、リアリズム画家として知られる。)

 

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